標高80m、梵珠山脈の中に樹齢800年以上、幹周7.23m、樹高33.46mのヒバ(ヒノキアスナロ)の巨木。 幹周が12本の支幹に分かれており、その姿が魚を突く「ヤス」に似ていることから『十二本ヤス』と呼ばれています。新しい芽が出て支幹が13本になると必ず1本が枯れて12本を保つことや、12月12日が山の神を祭る日となっていることなどから、山の神が依代した神木として崇められています。
町中から林道を走り約3.6km。車を停めてヒバの森に入っていく。急な坂道を歩くこと5分ほどで、まわりのヒバとは全く違う、存在感を示す巨樹が姿を現す。 「十二本ヤス」は、推定樹齢800年以上。地上3mほどのところから大きく膨れて、その上から12本以上の大枝に分かれている。その、まっすぐ空に突き立っているかのような姿を、魚を突く「ヤス」に見立て、「十二本ヤス」と呼ばれている。 その大きさ、姿はまさに壮厳である。深呼吸をすると明らかに空気の香りが違う。木のそばに座っていると、鳥のさえずりや、近くを流れている川のせせらぎも聞こえる。「十二本ヤス」の枝が揺れて、木々の声も聞こえてくる。 「森林浴」とは、木々の出す殺菌力をもつ芳香成分を浴びることで、ストレスを解消すること。最近の研究では、「森林浴」は人の気分をリラックスさせながらも、活力ある状態をもたらすことが明らかになりつつある。確かに、巨樹に触れ、その木陰で過ごしているだけで、いつのまにか気持ちが優しくなり、元気が出てくるようである。 (サライ掲載より)
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Date: 2005/05/25(火)
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